2016年8月 混迷
私が保有する株式の損益(2016年8月13日(土)時点)は次の通りです。
<資産推移>(記録しはじめた2015年1月4日から2016年8月13日現在までの推移)
2016年度年初資産比: +173%up (日経平均: -10%down)
いやはや、混迷です。
パフォーマンスが混迷なのではなく、心理状態が混迷なのです。
ラオックス空売りを6割利確し、大金を掴んだはいいけれど、1360ダブルインバースや7717ブイ・テクノロジー(空売り)につぎ込んでしまっています。
空売り総額、約1億ですよ、1億。
立ち止まって考えてみると、我ながら気が狂ってるとしか思えません。
マッドインベスター。
自分では落ち着いて自己認識しているつもりでも、こうなってしまうのですね。
死なない範囲でマーケットに痛い目に遭わされないと、わからないのかもしれません。
冷静になって考えてみると、ブイ・テクノロジーとか、所詮素人にはわからない業界なのだから手を出してはいけないはずです。(この会社の債権は回収が怪しそうだ、とか多少の理屈はあったのですが、この業界の市況の実体は知るべくもありません)
たとえこれで勝ったとしても、試合に勝って勝負に負けたという投資。
こういう勝負に味をしめてしまうと、最悪です。
先の大戦の愚かな日本軍のようなものです。
ダブルインバースに関しては、投資した時にはそれなりの判断はあったのです。
そらぁ、もちろんジブリの法則やで!
選挙が終わって特段の期待材料が無く、米大統領選挙の趨勢不安、そして日経平均の8月のアノマリーという状況下で、「とりあえず指数売っとくか」みたいな。
(それでも、3,000万もダブルインバースというのは、トチ狂ってます)
日銀のETF買い入れで、そのへんの思惑は崩れました。
株価を支えるのは日銀の仕事ではないし、市場の価格形成を歪めるだけなんだけど、黒ちゃんは、やりました。
中国みたいに国有企業でもつくる気ですかね??
ともあれ、“指数を売る゛という発想が出てきたこと自体が自分にとっての敗北なのだと思います。
4年前くらいの自分なら、指数を取引するなんて発想は出なかったはず。
資金も相場観も貧困だったけど、相場に対する熱量は凄かったからそんな発想はなかった。
ひたすら個別株を検討していました。
1単元2万円くらいの株を、熟慮に熟慮を重ねて買ったり売ったりしていました。
たった4年前くらい前の話です。
自分が劣化したとは思いたくないのだけれど、劣化したのかな。。。
『相場全体は下落基調だから、売りに賭ける』という発想自体はアリだとおもうんですけど、良い企業はちゃんと評価されてるんですよね。
6062チャームケア とか。
存在は知ってたし、過去に検討して将来売上が伸びそうだという判断もあったけど、従業員の給料も満足に払えない業界が利益をあげれるのか、という疑問もあったんです。
それで、買わなかった(^^;)
ふたを開けてみると、利益急拡大!
確信を持って買ってた方は、何を以って利益面を推し量っていたのですかね??
聞いてみたいです。
過去の成功体験に酔って、同じ攻撃しかできないというのは、良くない。
そうした中、2453ジャパンベストレスキューシステムを買いました。
ストックビジネスを手掛けており、企業基盤が筋肉質になってきていることを評価しました。
隠れ電力自由化銘柄。
はてさて、どうなることやら。
※悔恨の念に満ち満ちた長い駄文にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m