2015年6月8日(月) フマキラー、壮絶空売り開始!!
私が保有する株式の損益は次の通りです。
<資産推移(生活資金込み!)>
年初資産比:34%up (※日経平均:18%up)
竹内製作所が上場来最高値。
総資産が生まれて初めて1,600万円越え。
愚かにも、非常に愚かなことにも、私はイナゴどもに喧嘩を売るが如き愚行を始めたのです。
<フマキラー 現状の解釈>
・殺虫剤74、園芸用品7、家庭用品8、防疫剤5、他6
→殺虫剤が主力。気温が高いと害虫が増え、売上が伸びる。上期偏重。
・海外輸出比率40%
→海外事業は非常に好調。BOPビジネスは非常に素晴らしい。
・国内売上比率60%
→去年はデング熱特需で好調。
・過去の長期チャート
→夏本格化の少し前に高値を付ける傾向。だいたい、4~8月。
1987年3月(バブル期)に1,280円、戦後最も暑い夏1994年に753円を付けている。
売りを決意したポイントは次の通りです。
<フマキラーを売らねばならない理由>
1.根拠のない思惑で暴騰しとる!
現在、デング熱期待(?)とMERS期待(?)とセアカコケグモ期待(?)で買われているようです。
(1)デング熱 →今年、日本で流行るという根拠はどこにもない。
2015/6/8現在、国内感染者が出た去年高値より5割も高い。
(2)MERS →蚊(虫)が媒介するという根拠はどこにもない。殺虫剤の需要が伸びるというのは早計。
(MERSはインフルと同じで空気感染の可能性が高い)
対策効果がありそうな消毒液だって、売上比率のごくわずかでしかない。
(3)セアカコケグモ →既に37都道府県で発見されてて珍しい話でもない。
まぁ、根拠がなくても人々が不安感を感じて製品を買えば業績はあがるんだろうが、どうかな。去年のデング熱国内感染者が出てる状況以上に殺虫剤を売るのは難しいと思う。
2.そこまで業績は見込めない
フマキラー社の業績と一番相関関係が高そうなのは、夏の気温。暑けりゃ、虫が増えて、殺虫剤の売り上げが伸びる。非常にわかりやすい図式。
2015年気象庁の日本の気候予測では、夏の気温は平年並みか、やや寒いくらい。
となると、業績もそんなにあがらんだろう。
(新興国は良いと思うけど、今の株価に見合うほどではない)
3.短期で加熱しすぎ
2015年2月くらいにギアが入って、4か月で2倍になってる。
1994年高根にタッチしたというのは、売り始めるにはいいタイミングかも。
とはいえ、株価は「買い総量」が「売りの総量」を上回れば、いくら能書き垂れても騰がります。
後は、①平年並みの暑さの平穏な夏(MERS,デング熱が流行しない)であること
②6か月以内に、株価が業績の範囲に収斂すること
を祈るのみです。